モーニングは昼の正礼装で、宮中行事、国公賓歓行事に使われ、一般には記念式典、結婚式、葬儀・告別式、卒業式などで着用されます。
モーニングコートは前から後ろ裾に向かい斜めにカットされ、襟はピークドラペルです。
【着こなし】
シャツはウイングカラーかレギュラーカラーのドレスシャツ、慶事はグレーやクリームなどの薄い色のウエストコート(ベスト)、弔事では黒のウエストコートを着用、パンツは黒とグレーの縞が主流です。ネクタイはシルバーグレーの無彩色でストライプのフォア・イン・ハンド(結び下げ)を使います。
靴はバルモラル型(内羽根式)のストレートチップかプレーントゥのオックスフォードシューズです。
昼の準礼装にあたるディレクターズスーツはモーニングの略式で、上着は普通丈の黒。結婚式、葬儀・告別式、会社の祝賀行事等に幅広く使えます。
【着こなし】
シングルまたはダブルの黒の上着に、ウエストコート(ベスト)、パンツ、ネクタイ、靴はモーニングと同じですが、シャツはレギュラーカラータイプの色物の利用も可能です。
ビジネスからフォーマルまでお使い頂けるスーツです。ブラックタイの代替としてもお使いいただけます。濃紺のスーツなので、シャツやネクタイとのコーディネートで、クールにもエレガントにも印象が変わります。